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節句人形の選び方ガイド・お役立ち情報
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五月人形の相場|兜・鎧・大将で変わる値段と予算の決め方

初節句に五月人形を用意すると決めたあと、次に立ち止まるのが金額です。3万円のものから60万円を超えるものまで並んでいて、何を見て決めればいいのか分からなくなります。この記事を読み終えたときには、「うちはこのくらいの予算で、この種類を見ればいい」という自分の基準ができているはずです。

五月人形の相場を考えるときに見たい、兜飾りの作り

この記事でわかること

  • 五月人形の相場は、まず兜・鎧・大将のどれを選ぶかで帯が分かれます
  • 同じ兜飾りでも、鍬形と鉢の作り、飾り方、着用できるかで値段が動きます
  • 予算は五月人形だけでなく、初節句の総額で組むと足りなくなりません
  • 五月人形の値段の差は格の差ではなく、多くは大きさの差です

※本記事は2026年10月時点の情報です。

目次

五月人形の相場と値段は、何を象るかで決まります

五月人形の相場は、一つの数字では答えられません。何を象った五月人形を選ぶかで、値段の帯そのものが変わるからです。

五月人形とは、端午の節句に飾って、子どもの健やかな成長を願う人形です。武具は身を守るものなので、災いから子どもを守る身代わりとしての意味を持ちます。

五月人形の価格は三つの種類で帯が分かれます

五月人形は、大きく三つに分かれます。兜飾り、鎧飾り、大将飾りです。

専門店の価格表示を見ると、それぞれの帯はこのように並びます。

種類何を飾るか価格の帯
兜飾り兜だけを飾る5万円から20万円ほど
鎧飾り鎧一式を飾る8万円から60万円ほど
大将飾り武者姿の人形を飾る3万円から20万円ほど
五月人形の価格の帯。兜飾り・鎧飾り・大将飾りで帯が分かれる

三つの帯は重なっている部分もありますが、上限が大きく違います。鎧飾りだけが、他の二つの三倍ほどまで伸びます。

五月人形の相場の平均だけを見ても、予算は決まりません

五月人形の平均予算は10万円から15万円ほどとして紹介されることが多くあります。ただ、この数字だけを持って店に行くと、かえって迷います。

平均は、三つの種類をまとめて均した数字だからです。鎧飾りを見るのか兜飾りを見るのかで、同じ10万円の意味が変わります。鎧飾りの10万円は入口に近く、兜飾りの10万円は真ん中あたりになります。

先に種類を決めてから帯を見る。この順番にすると、予算はすぐに決まります。

兜・鎧・大将で変わる五月人形の相場

三つの種類は、込められた意味が同じです。違うのは飾りの大きさとパーツの数で、格の上下ではありません。

五月人形の兜飾りの相場は5万円から20万円です

兜飾りは、兜だけを飾る形です。五月人形のなかでもっとも選ばれている形で、価格表示も5万円から20万円ほどに集まります。

飾り方によって、さらに細かく分かれます。ケースに入ったものは5万円から13万円ほど、収納飾りは7万円から15万円ほど、着用できるものは8万円から18万円ほどです。

鎧飾りの五月人形は、値段の幅がもっとも大きい

鎧飾りは、兜だけでなく胴や袖まで一式を飾る形です。価格の帯は8万円から60万円ほどで、上には200万円を超えるものもあります。

幅が大きいのは、部品の数がそのまま手間と材料に効くからです。小札を一枚ずつ綴じる作りのものと、簡略にした作りのものでは、同じ鎧飾りでも値段がまったく違います。

大将飾りの価格は3万円から20万円ほどです

大将飾りは、武者姿の子どもの人形を飾る形です。子供大将とも呼びます。価格の帯は3万円から20万円ほどで、三つのなかでもっとも下から始まります。

顔があるぶん、選ぶときの基準が雛人形に近くなります。表情の好みで決められる方が多い形です。

同じ兜飾りでも五月人形の値段が変わる理由

種類を決めたあと、同じ兜飾りのなかでも値段は上下します。この値段の違いを生んでいるのが、作りと飾り方です。ここから先が二段目です。

兜飾りの相場を動かすのは鍬形と鉢の作りです

兜のどこを見れば作りの差が分かるのか。決まった場所に出ます。

  • 鍬形:頭の左右に立つ角のような金具です。彫りの細かさと厚みで印象が変わります
  • 鉢:頭を覆う本体です。鉄板を何枚も矧ぎ合わせたものほど手間がかかります
  • 吹き返し:顔の横に反り返った部分です。革や布の張り方に差が出ます

この三つが丁寧なものほど、価格は上に寄ります。逆に言えば、ここを見比べれば値段の理由が自分で分かります。

兜飾りで作りの差が出る場所。鍬形と鉢と吹き返し

飾り方で五月人形の価格は変わります

同じ兜でも、どう飾るかで価格は動きます。ケース飾りはケースの分、収納飾りは飾り台が箱を兼ねる分、それぞれ値段に乗ります。

飾り方は、値段だけで選ばないでください。ほこりを気にせず飾りたいのか、しまう場所を増やしたくないのか。暮らし方で決めたほうが、あとから困りません。

着用兜は値段が上がります

着用兜は、子どもが実際にかぶれる大きさに作られた兜です。8万円から18万円ほどの帯に並びます。

大きく作るぶん材料が増え、かぶっても崩れない作りが要ります。写真を撮りたいご家庭に向いています。

五月人形の予算は、総額で組み立てます

予算は、五月人形の値段だけで組むと足りなくなります。初節句にはほかにも用意するものがあるからです。

初節句の費用は、五月人形だけではありません

五月人形と一緒に検討されるものが、いくつかあります。

  • 鯉のぼり:庭用かベランダ用かで大きく変わります
  • 名前旗:名入れをするため、注文から届くまで日数がかかります
  • 弓太刀:兜飾りに添える飾りです。最初から付いている商品もあります
  • お祝いの席の費用:食事やお写真も同じ時期に重なります

先に総額の枠を決めて、そこから五月人形にいくら配るかを考えてください。五月人形だけを見て決めると、あとから足りなくなります。

二人目の五月人形をどう考えるか

五月人形は、一人につき一つとされています。身代わりとして厄を引き受けるものなので、分け合う形にはなじみません。

人形の諏訪でご相談を受けると、二人目にはコンパクトな飾りを選ばれる方が多くいらっしゃいます。一人目と同じ規模で揃える必要はありません。置き場所とご予算に合わせて、小さめの兜飾りや大将飾りを選ぶ形になります。

五月人形の予算を誰が出すかで、伝え方が変わります

予算の話は、金額を決める前に誰が出すかで進み方が変わります。

五月人形の予算を家族で話すときは、条件から

近ごろは、ご家族で相談して決められることがほとんどです。ご両親が用意される場合も、ご実家が用意される場合もあります。

金額から入ると、話が進みにくくなります。先に条件を揃えてください。飾る場所の広さ、しまう場所の有無、兜と鎧のどちらを見たいか。この三つが揃っていれば、金額は後から自然に決まります。

鎧飾りの値段を知っておくと、話が早くなります

鎧飾りの帯を知らないまま話を始めると、途中で食い違います。鎧飾りは上限が高く、8万円から60万円ほどまで並ぶためです。

もう一つ、大きさの違いも先にお伝えしておいてください。鎧飾りは、コンパクトなものを選んでも兜飾りより場所を取ります。予算が合っても置き場所が合わない、という形で止まることがあります。

人形の諏訪の五月人形の価格帯と、値段の考え方

ここまで一般的な帯をお伝えしてきました。参考までに、人形の諏訪でのご様子もお伝えします。

実際に選ばれている価格帯

人形の諏訪では、8万円から15万円のあたりをお選びいただくことが多くなっています。

この帯は、兜飾りの真ん中あたりにあたります。鍬形や鉢の作りを見比べていただける範囲で、飾り方の選択肢も一通り揃います。

なお、人形の諏訪では鎧飾りをお取り扱いしておりません。兜飾りと子供大将からお選びいただく形です。鎧飾りをご検討の場合は、お取り扱いのある店舗をご覧ください。

子供大将の五月人形

五月人形を値段だけで決めると、あとで気になります

五月人形の予算を決めたあとに起きやすいのが、値段だけで絞ってしまうことです。

同じ帯のなかでも、作りの好みは分かれます。鍬形の形が好みでないまま値段で決めると、飾るたびに気になります。毎年出すものなので、ここは妥協しないほうが長く楽しめます。

もう一つ、置き場所を測らずに決めるのも後悔につながります。予算が合っていても、飾る場所に収まらなければ意味がありません。種類と帯が決まったら、飾る場所の寸法を測ってから店へ行ってください。どの兜を選ぶかは五月人形の選び方でお伝えしています。

五月人形の相場と予算のよくある質問

五月人形の相場と予算について、店頭でよくお尋ねいただくことをまとめました。

五月人形の相場は結局いくらと考えればよいですか?

先に種類を決めてから見てください。兜飾りなら5万円から20万円ほど、鎧飾りなら8万円から60万円ほど、大将飾りなら3万円から20万円ほどです。種類が決まらないうちは、相場の幅は狭まりません。

兜飾りと鎧飾りでは、値段はどのくらい違いますか?

上限が三倍ほど違います。鎧飾りは部品の数が多く、その分だけ手間と材料がかかるためです。ただし込められた意味は同じで、値段の差は格の差ではありません。

五月人形の予算は誰が決めるのですか?

ご家族で相談して決められることがほとんどです。ご両親が用意される場合も、ご実家が用意される場合もあります。金額より先に、飾る場所としまう場所を決めておくと話が進みます。

二人目の五月人形にも同じ予算が必要ですか?

同じ規模で揃える必要はありません。人形の諏訪では、コンパクトな飾りを選ばれる方が多くいらっしゃいます。一人につき一つという考え方は保ったまま、大きさと予算を調整する形です。

値段の安い五月人形は、作りが良くないのですか?

そうとは限りません。値段の差の多くは、飾りの大きさと部品の数から生まれます。小さい飾りでも、鍬形や鉢を丁寧に作ったものがあります。実物を見比べてお確かめください。

よくある質問をもっと見る

まとめ|五月人形の相場を予算の基準に変える

五月人形の相場は、一つの数字では答えられません。まず兜飾り・鎧飾り・大将飾りのどれを選ぶかで帯が分かれ、そのうえで作りと飾り方が値段を動かします。

兜飾りは5万円から20万円ほど、鎧飾りは8万円から60万円ほど、大将飾りは3万円から20万円ほどです。同じ兜飾りのなかでは、鍬形と鉢と吹き返しの作り、飾り方、着用できるかどうかが値段に効きます。

予算は五月人形だけで組まず、鯉のぼりや名前旗を含めた初節句の総額で考えてください。誰が出すかを話すときは、金額よりも飾る場所としまう場所を先に揃えると進みます。

五月人形の値段の差は、格の差ではありません。多くは飾りの大きさと部品の数の差です。ご予算のなかで、毎年飾りたくなる一つに出会えますように。私たち人形の諏訪も、そのお手伝いができればと願っています。

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