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節句人形の選び方ガイド・お役立ち情報
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雛人形の選び方|顔が怖いと感じる方へ、後悔しない選び方の順番

ひな祭りが近づく頃に耳にする雛人形の話題、そろそろ用意しなければと感じている方も多いでしょう。でも、何から決めればいいのかわからないですよね。この記事では雛人形の選び方を順を追ってお伝えしているので、読み終えた後には、ご自身の暮らしに合う一組を落ち着いて選べるようになります。

この記事でわかること

  • 雛人形の選び方に決まった順番はなく、顔から決めても構いません
  • 雛人形の顔が怖いと感じるのは好みの問題ではなく、顔の作りの違いによるものです
  • 同じ雛人形の顔でも、画面で見るときと実物を見るときでは印象が変わります
  • 買う前に決めておきたいのは、置く場所・しまう場所・ケースの有無の3つです

※本記事は2026年9月時点の情報です。

雛人形の選び方で迷ったときに見たい、真上から見た雛人形
目次

雛人形の選び方は、顔から決めても大丈夫です

雛人形の選び方に、決まった順番はありません。気になるところから決めていただいて大丈夫です。

雛人形とは、女の子の健やかな成長と幸せを願って飾る人形です。三月三日の桃の節句に合わせて飾り、初節句では特に大きな意味を持ちます。厄を引き受けてくれる身代わりとして飾られてきた歴史があり、贈る側の願いがそのまま形になったものといえます。

雛人形の選び方に決まった順番はありません

雛人形の選び方を説明する記事の多くは、置く場所の寸法を測るところから始まります。寸法はもちろん大切です。ただ、実際にご相談をお受けしていると、寸法の話から入る方はそれほど多くありません。

先にあるのは「こんな雰囲気のものを飾りたい」という気持ちのほうです。そこから条件を整えていく順序のほうが、迷いが少なく決まります。気持ちが決まっていれば、条件は後からいくらでも合わせられます。

まず何を大事にしたいかを言葉にします

雛人形の選び方で迷いやすいのは、飾りの大きさ、しまいやすさ、毎年出す手間、そして顔です。この中でご自身がいちばん譲れないものはどれでしょうか。

1つだけ挙げるとしたら何か、という形で考えると絞り込みやすくなります。ここが決まらないまま種類の一覧を眺めると、情報の多さに疲れてしまいます。

雛人形の顔が怖いと感じる方は少なくありません

雛人形の顔を怖いと感じ、苦手意識を持つ方は実際に少なくありません。そして、それは口に出しにくいことでもあります。

やわらかい表情の雛人形の顔

雛人形を怖いと感じているのは大人のほうです

「子どもが雛人形を怖がるのでは」と心配される方は多いのですが、お話を伺っていくと、先に苦手意識を持っているのは大人のほうであることがよくあります。

ご自身が子どもの頃、薄暗い和室に飾られた雛人形を見て怖いと感じた。その記憶が残ったまま、親になって選ぶ側に回っている。こうした状況は珍しいものではありません。

娘にも同じ思いをさせたくないという迷い

実際にいただいたお声の中に、この迷いをそのまま言葉にされたものがあります。

ご自身が雛人形の顔を怖くて苦手だったため、娘さんも物心がついたら怖がるようになると思い、購入に踏み切れずにいた。そうした内容でした。

これは好みの問題ではありません。自分が怖いと感じた雛人形を、娘に贈ってよいのかという葛藤です。ここで止まってしまう方は確かにいらっしゃいます。

デザインだけが新しく雛人形の顔は同じに見える理由

同じお声の中に、もう1つ大切な指摘がありました。店舗で見てもネットで見ても、ケースやデザインは今どきになっているのに、顔はどこも似たようなものに見えた、というものです。

雛人形の顔は、頭師と呼ばれる専門の職人が作ります。胴体や衣裳とは別の工程で、顔だけを手がける職人がいます。かつては大人びた顔立ちが好まれ、近年は子どもらしい、ふっくらとやわらかな顔立ちも選ばれるようになりました。違いは、確かにあります。

それでも同じに見えるのは、どこを見ればいいのかを知らないからです。雛人形の顔の印象は、いくつかの部分の組み合わせで決まります。そこが分かると、同じ棚に並んだ雛人形が、急に違って見えてきます。

怖いと感じる雛人形の顔には、作りの違いがあります

雛人形の顔を怖いと感じるかどうかは、顔の作りの違いによって決まります。好みで片付けられるものではなく、どこがどう違うのかを言葉にできます。

雛人形の目の作り。筆で描く書き目と、ガラスなどをはめ込む入れ目の違い

目の作りで雛人形の顔の印象は大きく変わります

目には、筆で描く「書き目」と、ガラスなどをはめ込む「入れ目」があります。書き目は落ち着いた品のある表情になり、入れ目は瞳に光が入って生き生きとした印象になります。

この二つは、選ぶというより人形の作りに付いてきます。着せ付けの衣裳着人形には入れ目、木目込み人形には書き目が多く使われます。近年は、小さな頭に入れ目を施した木目込み人形もあります。

どちらが優れているというものではありません。ただ、雛人形と視線が合いすぎて怖いと感じる方には、伏し目がちで穏やかな表情のものが向いています。

輪郭と口元がつくる雰囲気の違い

面長で切れ長の目のものは、凛とした大人びた雰囲気になります。丸みのある輪郭で目が下がっているものは、やわらかく愛らしい雰囲気になります。

口元もよく見てみてください。わずかに口角が上がっているだけで、印象はずいぶん変わります。雛人形の顔全体ではなく、目・輪郭・口元と分けて見ると、自分がどこを苦手に感じているのかがはっきりします。

薄暗がりで雛人形を怖いと感じるのは、光の当たり方によるものです

雛人形の顔が白く浮き上がって見えて怖い、という声もあります。これは人形そのものより、光の当たり方によるところが大きいものです。

日本人形の顔には、貝殻を原料にした胡粉という白い塗料が使われています。光をよく反射するため、暗い場所では顔だけが明るく見えます。飾る場所を変えるだけで、印象は変わります。

雛人形の選び方|顔は好みではなく選べる項目です

雛人形の顔は「好みで選びましょう」と説明されがちですが、実際には選べる項目です。顔立ちには系統があり、系統から絞り込むことができます。

昔ながらの端正な顔立ちの雛人形

雛人形の顔は、やわらかい系統と端正な系統で良さが違います

やわらかい顔立ちは、丸みのある輪郭と穏やかな目もとが特徴です。お子さんが自分から近づいていける親しみやすさがあります。毎年ひな祭りが来るたびに、家族の顔がほころぶ。そういう飾り方に向いています。

端正な顔立ちは、面長の輪郭と切れ長の目もとが特徴です。飾った瞬間に空間が引き締まり、その一角だけ空気が変わります。流行の影響を受けにくく、受け継いだときにも印象が変わりません。

どちらが優れているということはありません。お子さまの健やかな成長を願う気持ちは、どちらの顔にも同じだけ込められています。選ぶべきは「良い顔」ではなく、ご家族が毎年会いたくなる顔です。

写真で見た雛人形の顔は、実物より硬く見えます

画面越しの顔は、実物より硬い印象になりやすいものです。写真は光が均一に当たるため、頬や口もとのわずかな丸みが平らに写ります。実物では、部屋の明かりの向きで表情が動きます。

そのため画面越しでは、やわらかい顔立ちのほうが印象が伝わりやすくなります。端正な顔立ちは、写真では実物より硬く見えることがあります。

写真を見て「この顔は少し怖い」と感じたときは、いったん保留にしてみてください。実物では違って見えることがあります。

顔で迷ったときの雛人形の選び方

気になる雛人形の顔が見つかったら、正面からだけでなく、少し斜めから見た写真も確認してみてください。輪郭の丸みは、斜めからのほうがよく分かります。

実物をご覧になれる機会があれば、飾る予定の高さに近い目線で見てみることをおすすめします。見上げる位置と見下ろす位置では、同じ顔でも印象が変わります。棚の上に飾るなら、少し見上げる角度で確かめてみてください。

飾り方と作りから考える雛人形の選び方

飾りの形式と人形の作りは、飾る場所としまう場所に合わせて選びます。雛人形の顔の方向性が決まったら、次に見ていくのがこの部分です。

雛人形の親王飾り。飾り台と屏風まで入った全体
形式特徴向いている方
親王飾りお内裏様とお雛様の二人飾り。置き場所を選ばない置き場所を限定したくない方
収納飾り飾り台が収納箱を兼ねるしまう場所を増やしたくない方
ケース飾りケースに入った状態で飾るほこりやお手入れが気になる方
立ち雛立ち姿の親王飾り省スペースで飾りたい方

なお三段飾りは、店舗でご覧いただけます。ネットからご相談いただければ、お求めいただくこともできます。七段飾りのような大型の段飾りは、現在では飾る場所の都合から選ばれる機会が少なくなっています。

初節句の雛人形は、まず親王飾りから見ます

どの形式から見ればよいか迷ったら、親王飾りから見てください。

初節句は、雛人形を選ぶ最初の機会です。ほかの形式は、親王飾りに何かを足した形か、収まりを変えた形です。比べる起点をひとつ決めておくと、違いがはっきりします。

親王飾りは場所を選ばずに飾れます

親王飾りは、お内裏様とお雛様だけの二人飾りです。七段飾りの最上段にあたる、雛人形のもっとも基本的な形式です。リビングの棚の上や玄関など、置く場所を選ばずに飾れるのが利点です。

近年は住まいの事情から、コンパクトに飾れる親王飾りを選ぶ流れが強まっています。集合住宅でも飾れること、出し入れの負担が軽いこと、現代の住まいに馴染むことが理由です。

なお親王飾りには、座った姿のものと立ち姿のもの(立ち雛)があります。立ち雛は奥行を取らないため、限られた場所にも収まります。

収納飾りはしまう手間を減らせます

収納飾りは、飾り台がそのまま収納箱になっている形式です。飾るときに使った台に人形をしまえるため、押し入れの空きが限られているご家庭に向いています。

飾りつけと片づけの手間を減らしたい方には、収納飾りが現実的な選択肢になります。

ケース飾りはお手入れの負担が軽くなります

ケース飾りは、人形がケースに収まった状態で飾る形式です。ほこりがつきにくく、お手入れの負担が軽くなります。

一方で、ケースの分だけ幅と奥行が必要になります。雛人形を選ぶうえで、ケースにするかどうかは後から変えにくい部分です。購入前に決めておきたい点として、記事の後半でもう一度触れます。

木目込み人形は型崩れしにくい作りです

木目込み人形は、木の胴体に溝を彫り、その溝に布地の端を押し込んで仕上げた人形です。布が固定されているため型崩れしにくく、全体的に小ぶりでまとまります。飾る場所を広く取れないご家庭では、木目込み人形が扱いやすい選択肢になります。

衣裳着人形は着せ付けた本格的な作りです

衣裳着人形(衣装着人形とも書きます)は、人形に衣裳を着せ付けて仕上げたものです。十二単の重なりや袖の広がりが美しく、木目込み人形にはない伝統的な華やかさが出ます。

しまう場所で選ぶなら収納飾り、飾る場所で選ぶなら木目込み人形

迷ったときは、困っているのが「しまう場所」なのか「飾る場所」なのかで分けてください。

押し入れの空きが少ないなら収納飾りです。飾り台が箱を兼ねるので、しまう場所が増えません。飾る面が狭いなら木目込み人形です。小ぶりにまとまるぶん、置ける場所の選択肢が広がります。

飾ってから雛人形を怖いと感じないための準備

飾ってから雛人形を怖いと感じるかどうかは、置く場所によっても変わります。雛人形の選び方の最後に、購入前に決めておきたい3つをお伝えします。

置く場所は明るさまで含めて決めます

寸法だけでなく、その場所の明るさも見ておいてください。先ほどお伝えしたとおり、暗い場所では顔が白く浮き上がって見えます。

リビングや玄関など、ご家族の目に触れやすい明るい場所が向いています。直射日光と湿気の多い場所は、傷みの原因になるため避けてください。

しまう場所は先に確保しておきます

飾る場所が決まっていても、しまう場所を決めていない方は多くいらっしゃいます。箱の大きさは飾ったときの見た目より大きくなります。押し入れやクローゼットのどこにしまうかを、購入前に決めておくと安心です。

ケースの有無は後から変えられません

後になって多いのが、ケースにするかどうかの迷いです。ケースの有無で、飾り方もお手入れも置ける場所も変わります。

ほこりを気にせず飾りたいのか、実物の質感を直接見たいのか。ここを先に決めておくと、選択肢がすっきりします。

よくある質問

雛人形の顔と飾り方について、店頭でよくお尋ねいただくことをまとめました。

親王飾りと収納飾りはどのように選び分けますか?

飾ったあとの片づけを、どこまで軽くしたいかで決まります。親王飾りは雛人形の基本の形で、置く場所を選ばずに飾れます。収納飾りは飾り台が収納箱を兼ねるため、しまう場所を増やさずに済みます。どちらが良いというものではありません。

木目込み人形は初節句の雛人形に向いていますか?

向いています。木目込み人形は型崩れしにくく、小ぶりにまとまるため、初めて雛人形を迎えるご家庭にも扱いやすい作りです。お顔は筆で描く書き目のものが多く、やわらかな表情になります。

雛人形は誰が買うものですか?

一般的には母方のご実家が用意する風習がありますが、最近ではご両家で相談して決めたり、ご両親が用意されるケースも増えています。誰が買うかにとらわれず、ご家庭の考え方に合わせて決めていただいて構いません。

子どもが雛人形を怖いと言ったらどうすればよいですか?

まず飾る場所の明るさを見直してみてください。暗い場所では雛人形の顔が白く浮き上がり、怖い印象につながります。あわせて、お子さんと一緒に飾りつけをしてみてください。自分で並べた人形には親しみが湧きます。

写真で顔の印象を判断してもよいですか?

写真だけで決めるのは避けたほうが安心です。照明や角度で見え方が変わるためです。複数の角度の写真を見比べ、可能であれば実物をご覧になることをおすすめします。

よくある質問をもっと見る

まとめ

雛人形の選び方では、顔から決めていただいて構いません。順番に決まりはなく、ご自身がいちばん大事にしたいところから絞り込むのが、迷わずに決める近道です。

雛人形の顔が怖いと感じるのは好みの問題ではなく、目・輪郭・口元の作りの違いによるものです。どこが苦手なのかを言葉にできれば、避けるべき顔と選ぶべき顔がはっきりします。そして顔は、実際に選べる項目です。

飾りの形式は、親王飾り・収納飾り・ケース飾り・立ち雛から、暮らし方に合わせて選びます。人形の作りは、型崩れしにくい木目込み人形と、着せ付けの衣裳着人形から選びます。買う前には、置く場所の明るさ、しまう場所、ケースの有無の3つを決めておいてください。

顔が決まった方は、そこから先が驚くほど早く決まります。何日も探して迷っていた方が、これだと思う顔に出会って、その場で決められることもあります。飾ったあとにご家族やご友人から「可愛いね」と言われた、というお話も届いています。

初節句に迎えた雛人形は、お子さまの成長を願って毎年飾るものです。飾るたびに気持ちが明るくなる一組に出会えますように。私たち人形の諏訪も、その一組を選ぶお手伝いができればと願っています。

部屋の家具の上に飾った雛人形

この記事でご紹介した雛人形

本文でお伝えしたとおり、雛人形の顔は選べます。人形の諏訪では、やわらかい顔立ちと端正な顔立ちの両方を、系統ごとのシリーズでご用意しています。

シリーズ顔の印象商品ページ
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写真だけでは顔の印象はつかみきれません。気になる顔があれば、商品ページで複数の角度からご覧ください。店舗では、両方の顔を並べてお確かめいただけます。

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